2017年9月18日 (月)

集中力昨今

 バドミントンは集中力のスポーツだ。精神を一所に集めた。ご承知のとおり集中力は小学生の低学年は15分ぐらいしか続かないのである。つまり大人でも30分から1時間ぐらいしか続かない。
 試合のとき集中力は15分ごとに切れたり高まったりした。長時間の練習は集中力の維持を難しくした。バドミントンの試合は全力で短かった。練習はだらだらと長いのである。これは明らかに矛盾する。練習は時間ではなくて成果だろう。
 お話し変わって、私はバドミントンを家に例えるのである。まず基礎をしっかりつくった。その後に一階、二階、三階をつくるのである。
 基礎はいくらやっても無駄にならない。土台しっかりして高い家なる。
(*二〇一七年九月十八日記)

2017年9月11日 (月)

テキにカツ

Img_0677 バドミントン選手の食事はどうあるべきかと大学生に問われた。お門違いだが返事ぐらいはしなければならない。だが、いま練習をしている。だから、簡単にいう。
●試合のとき敵に勝つにはテキ(ビフテキ)にカツ(カツレツ)という言葉があることはご存じですか。
■知っている。日本にはまだ速く走りたければ羚羊を食べよ、高く跳びたければ山羊を食べよ、レスラーには雄牛の肉を与えて力をつけさせよという古代ギリシアの迷信がある。逆効果である。
●そんなことはない。肉こそ力です。なにか誤解されているとは思いませんか。
■思わない。はやくへばるだけのことだ。高脂肪、高蛋白質食は糖原質が減る。活動力がなくなるばかりで、あんなものに惑わされないことの方が大事である。
●テキにカツは迷信なのでしょうか。
■逆効果なのはテキにカツだけではない。古くはスポーツ中に水を飲むな。
●そういや昔から餅を食べないとマラソン走れないといわれている。
■餅はもちがいいが。高糖質食という。
●試合時間と食事の関係はどうですか。
■いまあなたはどうしておられるか。あなたは試合の3時間前に食事を摂っていますか。試合の合間にはなにを食べているのですか。
●なにも考えていません。適当にです。
■試合間が3~4時間ある場合はですが、おにぎり、力うどん、カステラ、蜂蜜トーストなどを食べないといけません。1時間前はバナナ、ゼリーなど消化のいい物にしました。30分前は飲み物にしました。スポーツ後の食事は30分以内です。そもそも何時間もたってから食べるとは何事ですか。
●試合前の三日間は糖質中心の食事と聞いておりますが。
■高糖質食を増やすのです。あなたは練習量を減らし活動力を蓄えていますか。
●練習しないと心配です。
■具体的には通常練習期の食事+牛乳・大豆蛋白食品・練乳+苺・柑橘類・果汁などを摂らないといけません。試合前は一に睡眠、二に栄養です。
●体力養成期はどうすればいいのですか。
■筋肉をつけたいのであれば蛋白質を摂ります。持久力をつけたいのであれば糖原質の源になる糖質をしっかり摂ります。
●大学生ならなにも知らないものばかりです。
■バドミントンをする人はとくに知らない人たちです。平気で即席麺や清涼飲料水を口にするのはこのためです。栄養のことが分からないのは私もあなたも同じです。したがって、テキにカツを咎める気は私にはまったくありません。
(*二〇一七年九月十一日記)

2017年9月 4日 (月)

単はコートの中の中距離

 世界バドミントン選手権大会の女子単決勝を動画で見て、持久力がなければとてもやれたものではないと思っている。みなはどう思うか分からない。
 奥原希望さんとプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥさん(インド)の試合である。あの呼吸の乱れは尋常ではなかったのである。水準があがるとああなる。あれは技術の問題ではなくなる。女の意地の戦いになる。「単はコートの中の中距離」になる。それであなたは息子さんや娘さんを毎日走る子どもに育てましたかといいたくなる。
(*二〇一七年九月四日記)

2017年8月28日 (月)

わが素振り崇拝 

 私は若いバドミントン選手たちに素振りをしつこくさせる。
 何百回もさせてみなを驚かした。私も人並みにみなが素振りが嫌いなのを知っている。それが喜ばれないことを知っているのである。
 そのことが私にはぼんやり分かっていた。けれどもいまだに私は素振りを崇拝している。
 素振は音で分かった。これこそ練習の原点とまあ、思し召せ。
 力一杯の振りは素振りでないと身につかない。文字通り全力で振らせるのである。いまバドミントンの練習はシャトルを打つだけなのである。振るがないのである。私の素振り崇拝の念はいまも生き続けてなお去らないのである。
(*二〇一七年八月二十八日記)

2017年8月14日 (月)

お願いします

 いつも大学生や高校生とバドミントンの練習をした。終わるとかならずお願いしますといってくるだろう。助言をお願いしますというのだ。「パブロフの犬」なので苦笑いした。
 条件反射になっていた。彼らは聞く気はないのに聞いてくる。バドミントン界の悪習になる。
 自分で考える選手は減った。どうすればよくなるか考えながらシャトルを打つ選手は希なのではないか。また助言などというものは聞くものではなくて、探し出すものだということが分かる。
 お願いしますというな。お願いしますには夢がない。
(*二〇一七年八月十四日記)

2017年8月 7日 (月)

奉仕の時代いつまで

 「奉仕の時代いつまで」と思ったことがある。わが日本の都道府県バドミントン協会の役員は奉仕で、それは立派なことで、善意の敷石で敷き詰められているのだった。役員の中には善意の行為を主張するものがたくさんいる。したがって、報酬を支払わない。
 バドミントンは闘志と奉仕の精神。
 けれどもなんとなくおかしいと感じるだろう。この世はお金で動いているのにそのことについて一言もいわないのは偽善であり、わがバドミントンの一大欠陥である。
(*二〇一七年八月七日記)

2017年7月31日 (月)

X線練習

 私がバドミントン指導者だと聞いてうまくなる秘訣を教えてくれると勘違いするものがいた。そのせいかすぐ上達するのではないかと期待された。やるのは基本練習だけだといって、物議を醸した。
 いうまでもなく楽しさは明日につながる。楽しさは忍耐力を生むのだ。目的と行動がやる気を高めた。大事なのは結果ではなく過程でした。
 子どもの試合は勝ち負けにはなんの価値もないのでした。要は戦い方の問題である。バドミントンは集中力と制球だ。
 ネット前は思い切って失敗させる。簡単な失敗を恐れないで攻めさせる。そのかわり深い球は失敗したら怒る。結果を恐れず学びながら変化させた。とくに持久力と精神を鍛えたい。個性を大事にし才能を伸ばしたい。逆境を楽しませるのである。練習の最後は楽しんで終わった。二人で手をつないでシャトルを追っかけると面白いのでした。心と体の両方を鍛えるにはX線練習になった。これは後方でスマッシュを打ったら斜めネット前に走ってスマッシュした。つぎに真っ直ぐに下がってスマッシュを打った。さらに斜めネット前に走ってスマッシュになった。これを四セット四回繰り返えした。
 これはいろいろなことに応用できるからやられることを勧めたくて紹介した。
(*二〇一七年七月三十一日記)

2017年7月17日 (月)

暑ければ熱中症あり

 熱中症で病院に運ばれる人が相次いでいる。熱中症は高温下で激しい運動を行うときに起きた。発生した熱が体表面から放散することができなくなるのである。軽いものは脱力感、倦怠感、目眩、頭痛、吐き気、筋肉痛、腓返りなどの症状が見られる。
 重いものは異常な体温の上昇があり、全身の痙攣、意識障害が特徴。これはただちに病院へ搬送したい。熱中症の応急手当はまず涼しい場所で休ませた。体を冷やした。(脇の下、太股の付け根、首の横などの血管)
 水分と塩分の補給をする。スポーツ界はもっと熱中症防止を考える必要がある。35度以上ではスポーツを中止するのも一つの方法である。
(*二〇一七年七月十七日記)

2017年7月 3日 (月)

いま「助言」が面白い

 バドミントンの試合で0対21で負けた高校生がいる。ラリー・ポイント制なのに0点で負けるのは難しかった。
 丸刈りになれといいたくなるのである。そういえば身も蓋もなくなる。0点で負けても笑ってはいけないのである。つぎは1点取るんだと声をかけよう。そのつぎは2点といった。それでお仕舞い。
 また大学生から一週間後の大会で勝つにはどんな練習をしたらいいのですかというメールがきた。そんな方法があると思うのがもっとも恐れなければならない錯覚である。私の返事は、一週間‥、一週間ってなに、でお仕舞いである。
 しいていうなら一週間前から練習量をぐんと減らした。糖原質を蓄えるのだった。
(*二〇一七年七月三日記)

2017年6月22日 (木)

スポーツは人格形成に役立つまた出る

 私は小学校の運動部活動運営規約を読んで笑ったことがある。児童の健全な心身の発達を目指し豊かな人間性の育成を図るとある。このごろすこし疑うようになった。
 よくスポーツによって人間的に大きく成長したとかいう。スポーツをやれば立派な人間になるというのは神話になる。人間づくりとスポーツは関係ないからである。
 どんなに立派な人も指導者になった瞬間から褒められたい病にかかるのである。悪いことをする指導者もいるだろう。彼が選手の人格形成に貢献しているというのだったらなにをかいわんやなのである。スポーツは人格をつくらなかった。ただ弱い性格のものを排除するだけである。ともかく私のような変わった人物を生み出すことだけは確かである。
(*二〇一七年六月二十二日記)

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