2017年10月16日 (月)

だれか火事場の馬鹿力を出さないか

 家が火事になったときに家具を、抱えたまま脱出した逸話があった。
 人はとんでもなく追い詰められたときにほんらいないほどの力を発揮した。人の体には力を自動的に抑制する機能があるらしい。これは100%の力を使いまくると筋肉が壊れてしまうのを予防するためである。脳がこれ以上は無理と力の20%から30%しか出せないように制御している。
 それが冷静な状態ではいられなくなるとである。興奮作用の非常に強い成分が分泌され抵抗が緩くなり普段よりも力が出るようになるのである。おおきな声を出すのはそうである。自分はできると思うのもそうである。たいていのものは、脳の安全装置を外すのが恐いのである。ほとんど嫌なのである。勝敗はそれに乗ずるのである。
(*二〇一七年十月十六日記)

2017年10月 9日 (月)

教えるべきことに肘から先の捻り

●バドミントンの初心者は手打ちになるという。シャトルを飛ばせなかった。●下半身を使えないでいる。●とうぜんの常識である。下半身を使わないスポーツはない。でっかいお尻世界を制すだろうが。
●世界バドミントン連盟がスピン・サービスを廃止したのは情けない云々。●規則となる欧米の都合で、つねに変更を繰り返すのがスポーツだ。スピン・サービスは技術の進歩になった。●欧米はそれを公平ではないといって許さず、逆に廃止してしまった。●糞も糸瓜もない。彼らは勝てないと規則が悪いと錯覚する。スピン・サービスを復活するのである。
●バドミントン界で、指導者の助言が長いのが問題になっている。助言は一句だ。●指導者の話は3分以内にとどめた。●いい競技をしたら3秒待った。そして10秒以内に褒める。後からから褒めるのはよくない。効果が半減するではないか。
 なお単はできるだけ肘から先の捻りでシャトルを叩いた。想定外の球を打つのである。なのにその声はどこにも出ない。みな腰や肩の回転で打っていた。関節は体幹から手の先に向かって動いた。だから、肘から先の捻りで打てといわれると動揺するのではないか。
(*二〇一七年十月九日記)

2017年10月 2日 (月)

同好会的活動に

 大学にはバドミントンの同好会があった。
 厳しい上下関係はない。ほとんど自主的ではないか。強制しない。同好会はしんに人間的なスポーツ活動という人も少なくないのである。
 私は大学バドミントンは同好会的活動の方がいいのではないかと思っていた。
 入部は二年生から認め、一年間は勉強と体力づくりに専念させた。けれどもそんなこと、いえたものではない。
 また私は某県でバドミントンをする大学生は八十四人、四大学と知った。それなら各大学ではなく、地域バドミントン・クラブの中でやればいい。大学バドミントンの罪は多世代ですることを考えなかったこと、地域密着がなかったことといえば想像がつくだろう。
(*二〇一七年十月二日記)

2017年9月25日 (月)

試合あればかならず流れあり

 バドミントンの試合の勝敗は九割は戦う前に決まっている。一割はやってみなければ分からなくて、ときに目に見えない力が勝敗を分けた。試合の流れだが、これはなんともとらえどころがないのである。流れは勢いである。
 雰囲気といいたい。感性になる。相手の動揺を感じ取ってその隙を突いた。逆にみずからの感情を制御して相手の揺さぶりを防ぐのである。
 磨かれた感性があってこそ流れを掴むことができた。バドミントンは一球が流れを変えることがあった。試合は強いといわれても強いものがつねに勝つわけではなかった。
(*二〇一七年九月二十五日記)

2017年9月11日 (月)

テキにカツ

Img_0677 バドミントン選手の食事はどうあるべきかと大学生に問われた。お門違いだが返事ぐらいはしなければならない。だが、いま練習をしている。だから、簡単にいう。
●試合のとき敵に勝つにはテキ(ビフテキ)にカツ(カツレツ)という言葉があることはご存じですか。
■知っている。日本にはまだ速く走りたければ羚羊を食べよ、高く跳びたければ山羊を食べよ、レスラーには雄牛の肉を与えて力をつけさせよという古代ギリシアの迷信がある。逆効果である。
●そんなことはない。肉こそ力です。なにか誤解されているとは思いませんか。
■思わない。はやくへばるだけのことだ。高脂肪、高蛋白質食は糖原質が減る。活動力がなくなるばかりで、あんなものに惑わされないことの方が大事である。
●テキにカツは迷信なのでしょうか。
■逆効果なのはテキにカツだけではない。古くはスポーツ中に水を飲むな。
●そういや昔から餅を食べないとマラソン走れないといわれている。
■餅はもちがいいが。高糖質食という。
●試合時間と食事の関係はどうですか。
■いまあなたはどうしておられるか。あなたは試合の3時間前に食事を摂っていますか。試合の合間にはなにを食べているのですか。
●なにも考えていません。適当にです。
■試合間が3~4時間ある場合はですが、おにぎり、力うどん、カステラ、蜂蜜トーストなどを食べないといけません。1時間前はバナナ、ゼリーなど消化のいい物にしました。30分前は飲み物にしました。スポーツ後の食事は30分以内です。そもそも何時間もたってから食べるとは何事ですか。
●試合前の三日間は糖質中心の食事と聞いておりますが。
■高糖質食を増やすのです。あなたは練習量を減らし活動力を蓄えていますか。
●練習しないと心配です。
■具体的には通常練習期の食事+牛乳・大豆蛋白食品・練乳+苺・柑橘類・果汁などを摂らないといけません。試合前は一に睡眠、二に栄養です。
●体力養成期はどうすればいいのですか。
■筋肉をつけたいのであれば蛋白質を摂ります。持久力をつけたいのであれば糖原質の源になる糖質をしっかり摂ります。
●大学生ならなにも知らないものばかりです。
■バドミントンをする人はとくに知らない人たちです。平気で即席麺や清涼飲料水を口にするのはこのためです。栄養のことが分からないのは私もあなたも同じです。したがって、テキにカツを咎める気は私にはまったくありません。
(*二〇一七年九月十一日記)

2017年9月 4日 (月)

単はコートの中の中距離

 世界バドミントン選手権大会の女子単決勝を動画で見て、持久力がなければとてもやれたものではないと思っている。みなはどう思うか分からない。
 奥原希望さんとプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥさん(インド)の試合である。あの呼吸の乱れは尋常ではなかったのである。水準があがるとああなる。あれは技術の問題ではなくなる。女の意地の戦いになる。「単はコートの中の中距離」になる。それであなたは息子さんや娘さんを毎日走る子どもに育てましたかといいたくなる。
(*二〇一七年九月四日記)

2017年8月28日 (月)

わが素振り崇拝 

 私は若いバドミントン選手たちに素振りをしつこくさせる。
 何百回もさせてみなを驚かした。私も人並みにみなが素振りが嫌いなのを知っている。それが喜ばれないことを知っているのである。
 そのことが私にはぼんやり分かっていた。けれどもいまだに私は素振りを崇拝している。
 素振を見れば熟練度が分かった。これこそバドミントン練習の原点とまあ、思し召せ。
 力一杯の振りは素振りでないと身につかない。文字通り全力で振らせるのである。いまバドミントンの練習はシャトルを打つだけなのである。振るがないのである。私の素振り崇拝の念はいまも生き続けてなお去らないのである。
(*二〇一七年八月二十八日記)

2017年8月14日 (月)

お願いします

 いつも大学生や高校生とバドミントンの練習をした。終わるとかならずお願いしますといってくるだろう。助言をお願いしますというのだ。「パブロフの犬」なので苦笑いした。
 条件反射になっていた。彼らは聞く気はないのに聞いてくる。バドミントン界の悪習になる。
 自分で考える選手は減った。どうすればよくなるか考えながらシャトルを打つ選手は希なのではないか。また助言などというものは聞くものではなくて、探し出すものだということが分かる。
 お願いしますというな。お願いしますには夢がない。
(*二〇一七年八月十四日記)

2017年8月 7日 (月)

奉仕の時代いつまで

 「奉仕の時代いつまで」と思ったことがある。わが日本の都道府県バドミントン協会の役員は奉仕で、それは立派なことで、善意の敷石で敷き詰められているのだった。役員の中には善意の行為を主張するものがいる。したがって、報酬を支払わない。
 バドミントンは闘志と奉仕の精神。
 けれどもなんとなくおかしいだろう。この世はお金で動いているのにそのことについて一言もいわないのは偽善であり、わがバドミントンの一大欠陥である。
(*二〇一七年八月七日記)

2017年7月31日 (月)

X線練習

 私がバドミントン指導者だと聞いてうまくなる秘訣を教えてくれると勘違いするものがいた。そのせいかすぐ上達するのではないかと期待された。やるのは基本練習だけだといって、物議を醸した。
 いうまでもなく楽しさは明日につながる。楽しさは忍耐力を生むのだ。目的と行動がやる気を高めた。大事なのは結果ではなく過程でした。
 子どもの試合は勝ち負けにはなんの価値もないのでした。要は戦い方の問題である。バドミントンは集中力と制球だ。
 ネット前は思い切って失敗させる。簡単な失敗を恐れないで攻めさせる。そのかわり深い球は失敗したら怒る。結果を恐れず学びながら変化させた。とくに持久力と精神を鍛えたい。個性を大事にし才能を伸ばしたい。逆境を楽しませるのである。練習の最後は楽しんで終わった。二人で手をつないでシャトルを追っかけると面白いのでした。心と体の両方を鍛えるにはX線練習になった。これは後方でスマッシュを打ったら斜めネット前に走ってスマッシュした。つぎに真っ直ぐに下がってスマッシュを打った。さらに斜めネット前に走ってスマッシュになった。これを四セット四回繰り返えした。
 これはいろいろなことに応用できるからやられることを勧めたくて紹介した。
(*二〇一七年七月三十一日記)

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