本当は低水準が好きなのだ
いま日本バドミントンリーグ二〇〇七(日本リーグ)が行われているから、気付いたことをいっておきたい。
日本リーグは二複一単で行われていた。なぜ二複一単にしたか。トマス杯・ユーバー杯は二複三単だった。スディルマンカップは三複(男子、女子、混合)二単(男子、女子)だった。どちらかに合わせるべきだろうと考えられる。
どうして二複三単にしないのかと聞いたら、人件費の問題だといわれた。二複一単でやれば強くなるか。
二複一単はだれもまずいことに気がつかない。関係者が日本リーグは強化に繋がっていないといったのはこのことで、せっかくなら強化に繋がるようにすればればよかった。
それにもかかわらず外国人は複に一人と制限する。外国人は単に出場できなくて、単の選手が複をすることもあるという。およそこの規則ほどばかなものはない。タフィック・ヒダヤットさん(インドネシア)に複をさせてどうする。彼が複の選手ならいいが、むろんそうではない。しかも外国人が単に出場すると日本選手は勝てないというのである。
したがって、今後とも外国人は単に出場できないから単の水準はいよいよあがらない。また日本リーグは混合複がないが、ないからいつまでも軽視する。
二〇〇七年十二月、私はオーストリアのウィーンでブンデスリーガの試合を見る機会を得た。ドイツやオーストリアのブンデスリーガが男女共同の八試合(男子複二、男子単三、女子複一、女子単一、混合複一)で二回(敵地、本拠地)戦うことはご存じかもしれない。
以上、チームの半数が外国人だとすれば、これまでもこれからも日本リーグが外国人枠をつくって制限するのはとんだ見当違いだった。みな本当は低水準が好きなのかもしれない。
むしろ日本リーグは日本人枠をつくることだし、日本人の出場は三人以上と義務づけてほかは問わないことだ。外国人枠の撤廃こそ強化に繋がるものである。
ところで、最近欧州でプロになりたい日本人が多いという。考えが甘いのである。まず力だが、全日本総合バドミントン選手権大会で四強以上の力がなければ通用しない。日本人は安易に考えて、簡単にお金が稼げると考えている。
チェコやスロバキアの選手はウィーンのチームと年間約六十万円ぐらいで契約している。これでは、日本人は金銭面でも無理だと、私ははっきりまたはぼんやり知っているからである。
日本で通用しないなら海外でも通用しないと思え。ただし、海外に挑戦する気持は買うのである。プロで生活する環境がいまじょじょに現れつつある。
日本リーグが世界に通用するか、孤立しないか、それから先のことは私にはいえないからみなに聞きたい。日本バドミントン協会様、いや、聞いても仕方がなかった、皆様。
(*二〇〇七年十二月二十一日記)

最近のコメント