林檎と珈琲は仲間である
林檎に私が興味をもったのは、林檎から抽出されるポリフェノールには筋力を増強して内臓の脂肪を減らす効果があると聞いたからである。赤ワインや黒豆などに含まれるポリフェノールは老化や癌の要因とされる活性酸素を除去する働きがあった。すなわち体脂肪率抑制が必要なスポーツ選手に効果が。
また最近は珈琲には減量や癌の予防に効果ありという研究がたくさん発表されていた。珈琲には健康力が隠されているのである。飲んでいるとき、そんなことは考えたことはなかった。朝飲むと目が覚めてしゃきっとするが、茶素が自律神経を刺激するので、血行がよくなるのである。
代謝が活発になった。脂肪の燃焼が促進されたが、米国での研究によると茶素摂取量の多い人は体重の増加があまりなく、珈琲が糖尿病や癌の予防に繋がるという研究が数多くなされていま大騒ぎである。
多く飲んだ人の方が糖尿病の発症率が低いから、ポリフェノールが血糖値の上昇を抑えるのだろう。珈琲の摂取量が多い人ほど癌になる危険性が低いとする研究結果も発表されている。癌は脂質が酸化してできることはいうまでもない。過酸化脂質が発生原因の一つとされている。
ポリフェノールには抗酸化作用があったが、癌予防に繋がって、珈琲は胃腸の働きをよくし、便秘を解消をした。
珈琲は運動前に飲むと運動能力が高まると聞いたことがある。私はその実感がなく飲んでいる。案に相違して、なにも考えずに飲むのがいいのだった。くつろいで飲むのがいいのだろう。
もっともいい面があるからといってそればかり飲むのは考えものだった。なんでもほどほどなのはいっておく。珈琲にも負の面があるが。毎日飲むと自律神経系の反応低下に繋がるという。それでいて私たちはまったくその実感がない。
十七、八世紀ごろ欧州の話は面白い。珈琲を過度に摂取すると肉欲が根絶やしにされるという話は本当かと声が出ない。ばかりか珈琲には毒があるといわせた大王もいた。不妊の原因となるとされて禁止された時代もあった。
フランスでは珈琲が心身に悪いという風説があった。ために牛乳をよく混ぜ合わせて珈琲の毒性を相殺しようとしたのである。いま私たちがカフェ・オレを飲めるのはそのせいで、あんなもの混ぜてもなんの関係もない。ほんとはなんの効果もないことみなが知っていたとすれば、珈琲は千の接吻より甘かったのではないかと思われる。
(*二〇〇八年三月十三日記)
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