みなさんチベット弾圧に抗議しましょう
中国のチベット弾圧問題で欧州では北京五輪開会式への首脳不参加の動きに火がついたという。わが国はどうするか、首相は声高に非難し五輪と関連させることがいまの段階で適当かどうかよく考えなければいけないといっているから、抗議することを勧める。
日中両国の間で、皇太子殿下の開会式への出席が検討されているのは、悪い冗談としか思えない。親中派の首相だが、どうしても開会式に行きたいらしい。問題は八月八日まで首相でいられるかどうかだった。英王室のチャールズさんは出席しないと発言して、日本の皇室からもだれもこないとなると中国の面子は丸潰れではないか。首相は政権浮上のために、日中友好を演出しようとしている。
とはいえ中国のチベット弾圧。チベット住民の人権に目を瞑ってはならないのである。もし皇太子殿下が出席したらそれは世界に恥をさらすことになる。出席は、日本の将来におおきな禍根を残すことになるのではないか。毅然と要請を断るべきである。首相が中国に偏するあまりその圧制下で苦しむ民族に他人事のような視線しか向けられないのは情けないことです。
ロンドンでは在英チベット人らが聖火リレーに抗議行動を起こした。聖火を消そうとしたりトーチを奪い取ろうとしたから、走者は聖火警備隊に二重三重に囲まれてリレーを続ける事態になったのである。
パリではといったら、中国政府を非難する人権団体などによる抗議が相次いだのである。道路に横たわって抗議する団体があったという、警官隊が聖火を避難用バスに退避させるなど、途中で打ち切りになった。
このうえは各地で抗議の声が続くと思うよりほかない。これほど心を塞ぐ聖火リレーはない。三月、ギリシアで行われた採火式ではといったら、国境なき記者団の顔触れが乱入したのである。サンフランシスコやニューデリーでは市民から隔離リレーされたから、聖火は成果がないとでもいうしかないだろう。
北京五輪は中国共産党の祭典だろう。日本の首相がチベット問題についてなにもいわないようでは駄目だろう。それをいうのがお友達である。中国政府が武力弾圧を称して、暴動はダライ・ラマさんの策動と決めつけるのは勝手だが、中国政府諸君、あれも君たちのせいですぞ。
(*二〇〇八年四月九日記)
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